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【ゴミ屋敷】自分で片付けできる基準や目安について

ゴミ屋敷を片付けたいけど、果たして自分で出来るんだろうか?と不安に思われてはいないでしょうか。回答として、ごみ屋敷は自分で片付けることは可能です。しかし、状況によっては業者に依頼すべき場合もあります。そこで今回は、自分で片付けできるゴミ屋敷の基準や、途中で挫折しないコツなどをご紹介していきます。

 

ゴミ屋敷の自分で片付けできる基準

●ゴミ屋敷の広さが3DK以内

一般的に自分で片付けられるかどうかの基準は、家や部屋が3DK以内とされています。3部屋とキッチンの合計4部屋になります。

 

●ゴミの高さが自分の腹部より下である

ゴミ屋敷といっても軽度のものから重度のものまでレベルがあります。もし、目積み重なったゴミの高さが自分の腹部より低い位置であれば、自分で片付けられる可能性があります。逆にゴミがすでに天井付近まで到達している場合は、ゴミの量や種類も膨大で作業が難しくなる可能性が高いです。

 

●浴室、洗面所、キッチンなどの水回りが機能してる

水回りが機能しているかどうか、もゴミ屋敷を片付ける上で重要です。ゴミ屋敷化したお家であれば、洗面所やキッチンなどもゴミで埋もれてることが珍しくありません。

ゴミ屋敷の片付け作業では、床を拭いたり、洗剤を使ったりと水回りを使う機会が何度も出てきます。そのため、自分でゴミ屋敷を掃除できる際は水回りが使えるかどうかが大切となります。

 

●普通ごみが多い

粗大ゴミが多いと種類ごとに処分の仕方が違ったり、自治体に処分を依頼すると1ヶ月先だったりと片付けが進みにくいです。比較的捨てやすい、普通ごみが多ければ片付けが容易で自分でも掃除しやすいです。

 

●家で生活はできている

ゴミ屋敷でも生活ができているのであれば、最低限の生活スペースがあり、片付け作業もスタートできます。人ひとりの家の中を移動できる余裕があるか、なければ作れそうか確認してみてください。

 

業者に依頼したほうが良いケース

●ゴミ屋敷の広さが3DK以上

ゴミ屋敷の範囲が広くなるほど、作業が大変で途中で挫折してしまう原因になります。3DK以上、ゴミ屋敷化してるのであれば無理せず専門業者に依頼することを検討しましょう。

 

●家の外まで異臭がしたり、虫が発生してる

ゴミ屋敷は「ただゴミがたくさんある」だけでなく、ゴミが放置されることによって、周囲に異臭を放っていたり、害虫が発生していたりします。ゴミ屋敷が長期化することによって、自身の健康面にも悪影響になりますし、家の外まで異臭がしていれば近隣から行政に苦情の連絡が入る可能性もあります。

家の外までゴミ屋敷の影響が出てきている場合は、速やかに対応するためにもプロへの依頼を考えましょう。

 

●時間がない

ゴミ屋敷の片付けは、時間と手間のかかる作業です。1人で清掃しようとすると数日~数週間かかることも珍しくありません。作業するための時間がある程度確保できない場合、自分で片付けを進めるのは非常に難しくなりますので、業者への依頼をおすすめします。

 

●片付ける気力が湧かない

ごみ屋敷の清掃作業は、非常に労力や体力が必要になる作業です。そのため、今の住環境をなんとかキレイにしたいと強く思う気持ちがなければ、なかなか片付けは進みにくいです。

片付けたい気持ちはあるものの、なかなか作業をはじめるに至らない状況であれば、業者に依頼した方が事態の悪化を防ぐことが出来ます。

 

ごみ屋敷を放置するリスク

ごみ屋敷は放置しておいても、残念ながら悪化していくことのほうが多いです。ごみ屋敷を放置すると考えられるリスクも理解しておきましょう。

 

●業者への依頼費用が増える

先述の通り、ごみ屋敷はそのままにしておいても改善されることは稀で悪化することの方が多いです。ごみ屋敷化がひどくなれば、ゴミの量も清掃作業も増え、業者への依頼料金も高くなりがちです。気になり出した段階で何かしら対策することを強くおすすめします。

 

●強制退去

賃貸契約にお住まいの方は強制退去になる可能性もあります。ゴミが部屋の外にはみ出てしまっている、悪臭や害虫などの近隣住民の被害、ガス器具点検などの際に管理人に連絡される、など理由はいろいろありますが、強制退去になると家を失うだけでなく、清掃費用代や現状回復費用などが請求されることになります。

 

●行政代執行

行政代執行とは、自治体が強制的にゴミ屋敷を片付けることをいいます。といっても、自治体が勝手に片付けてくれる訳ではありません。行政代執行になった場合、ゴミ屋敷を片付ける場合の費用は自己負担となり、数十万円~100万円以上に及ぶケースもあります。自分で業者に清掃を頼むより遥かに高額な支払いを求めらることになります。