遺品整理で片付けに困ったものとは?
いざ遺品整理をはじめると「この処分てどうすればいいの?」と困る経験をされる方が多いです。今回は遺品整理の際に片付けに困るものを取り上げていきます。
遺品整理で片付けに困ったもの
●家具
婚礼タンス、ソファ、ベット、机などどこのお家にもある家具ですが、重く大きいため簡単に処分ができません。自分たちで運び出しや運搬が難しそうであれば自治体か業者に処分をお願いする必要があります。
なお、タンスや机などは現金や通帳などが見えにくい所に入っている可能性があるので、誤って捨ててしまわないようにしっかりチェックしておきましょう。
●家電
エアコンや冷蔵庫、テレビ、洗濯機などは家電リサイクル法の対象品目のため自治体に粗大ごみとして出すことができません。処分する場合は法律で定められた手順に従って破棄します。
家電についてはリサイクルショップが買取りしてくれるケースもありますので、試しに査定に出してみるのも良いでしょう。
●パソコン類
デジタル遺品と呼ばれる、故人のパソコンですが、パソコンは「資源有効利用促進法」による再資源化が義務付けられており、普通ごみとして廃棄ができません。自治体のルールに従って処分する必要があります。鹿児島市では自治体が運営する無料の回収ボックスやパソコン回収サービスが利用できます。
データをきちんと消去した上で必要に応じて活用すると良いでしょう。
●仏壇や仏具
仏壇や仏具も処分に悩む代表的なものです。菩提寺や仏具店に処分を依頼する他、自治体に粗大ごみとして廃棄する方法もあります。いずれにせよ、周囲と話し合い閉眼供養をした上で整理を進めるのがおすすめです。
●自動車
故人の自動車・バイク・自転車などが残っている場合は、継承するか破棄するかを決める必要があります。なお、どちらの選択であっても名義を故人から変更する必要があります。自転車は粗大ごみとして出すこともできますので、処分する際は防犯登録を取り消した後で自治体に連絡すると良いでしょう。
●服
服は思い出も蘇りやすく、捨てるのに悩む方も多いです。ただ、服は残してもおいても利用することはほぼありません。数点のみ残して後は処分するようにしましょう。状態の良い着物などがあれば、リサイクルショップや不用品回収業者が買取りしてくれる可能性があります。
●アルバム
アルバムは故人の記憶が思い出されて、ついつい作業が止まってしまう品物です。写真もいつくか残すものを決めて他は処分するほうが良いでしょう。原本ではなく、スマホなどに撮っておいて捨てるという方法もあります。
なお、先述の通り写真の片付けは遺品整理の作業が中断されやすいので、最初にするのではなく最後のほうで片付けるのがおすすめです。
遺品の仕分け方
⭕️貴重品や形見、資産価値のあるもの
⭕️リユースが可能なもの
⭕️処分するもの
遺品は上記3つの分類にどんどん分けていきます。仕分けに迷うものは、一旦残してまとめておきます。
なお、故人との思い出がある品や場所(タンス・写真・日記など)よりも玄関や水回りなど作業が進めやすい場所からスタートするのがおすすめです。
遺品の処分方法
●自分で処分する
故人の家に近い方や遺品整理に時間的な余裕がある方は自分で行うことも出来ます。自分で遺品整理をする利点は予算を抑えられることやマイペースに作業を進められることなどがあります。ただ、遺品は重く動かすのも大変な品物も多いので、怪我したり体を痛めたりしないよう十分注意しましょう。
●不用品回収業者に処分を依頼する
遺品の仕分けまでは自分達で行い、その処分作業を不用品回収業者にお願いする方法はおすすめです。処分方法の異なるものでも、まとめて回収して適切に処分してくれます。買取りも行う業者であれば、状態の良いものはその場で査定して買取りしてくれます。
業者に依頼するのでお金はかかりますが、かなりの手間と時間を削減することが可能です。
●遺品整理サービスを利用する
賃貸契約などで遺品整理を済ませる期限がある方、故人の家から遠距離の方などにおすすめです。こちらもサービスを利用するのでお金はかかりますが、仕分けから廃棄まで全て業者にお願いすることができます。自分達でするよりはるかに短時間で終わることがほとんどなので、何かしら期限があり間に合うかどうか不安な方はうまく活用すると良いでしょう。