ゴミ屋敷になる原因と片付け方法
テレビやネット上で話題にあがるゴミ屋敷。ゴミ屋敷は、住環境への悪影響だけでなく、心身の健康にも被害を及ぼします。今回は、ゴミ屋敷になる原因や引き起こされる問題などをご紹介していきます。ゴミ屋敷の片付け方法や業者に片付けを頼むメリット・デメリットなどもまとめていますので、ぜひ参考にされてください。
●ゴミ屋敷って?
ゴミ屋敷という名称や状態はすでにご存知の方が多いかと思います。
・足場もないほどゴミで覆われている家
・人が住めるような状態ではないゴミ山の家
・家の天井までゴミで敷き詰められた家
このような家の総称をゴミ屋敷といいますが、明確に法律などで定められた定義はありません。そのため、ゴミ屋敷だからといって何か罰せられることはないです。ただし、公道や敷地外までゴミが溢れ出している場合は道路交通法違反、あるいは不法投棄などの違反に問われることになります。
ゴミ屋敷はこんな人になりやすい
・忙しくて片付ける暇がない
・ため込み症
・孤独感を紛らわせたい
・離婚や死別などがきっかけ
・災害後に片付けの気力を失った
ゴミ屋敷になる理由は、片付けが「めんどくさい」という単純な理由のものだけではなく、孤独感や死別がきっかけになったという心理的な問題のものまでさまざまです。
また、認知症やADHD、自閉症など特定の病気を患っている場合もあります。ゴミ屋敷になる原因は幅広くあり、単に整理整頓が下手ということだけではない、精神的な要因が関係しているとされています。
●ゴミ屋敷によって起こる問題●
●悪臭や害虫の発生
本人だけでなく近所住民への被害にも影響するのが、悪臭や害虫問題です。普通のお家であれば、一時的なので消臭剤や殺虫剤を用いることで解決できます。しかし、ゴミ屋敷の場合、敷き詰められたゴミを片付けて適切な処理をしないと解決しません。
軽度のゴミ屋敷であれば、自分で清掃して解決できることもありますが、多くの場合は専門業者に清掃や駆除作業を依頼する必要がでてきます。
●住居の設備機能が使えなくなる
ゴミ屋敷がずっと続いていると、台所やお風呂場、洗面台など水回りスペースまでゴミが広がり、設備の機能が使えない状態に陥っている場合があります。それによって、さらに住環境が劣悪化してしまい、ゴミ屋敷の深刻化に繋がります。
●衛生面悪化による健康被害
ゴミ屋敷では、先述の通りゴキブリ・ネズミ・ハエといった害虫が発生します。害虫に注意すべき理由は、不快な気持ちになるだけでなく、ウイルスや病原菌を媒体する恐れがあるからです。不衛生な住環境は、健康被害に繋がります。
【ゴミ屋敷の片付け方法】
●自分で片付ける方法
ゴミ屋敷を片付けするには、自分で行うか、業者に清掃を依頼するかの大きく3つに分かれます。両者のメリット・デメリットを確認していきましょう。
【メリット】
業者に頼むよりお金がかからない
自分のペースで片付けができる
業者を家の中に入れる必要がない
【デメリット】
時間と労力がかかる
大量のゴミを処分する手間がいる
必要な消毒や清掃作業が不足する
●業者に依頼する場合
【メリット】
短時間で家をキレイな状態に戻せる
粗大ゴミの処理など手間な作業をお任せできる
必要な消毒・害虫駆除・消臭作業などを行ってくれる
【デメリット】
お金がかかる
業者が家の中に入ってくる
自分で片付ける場合のメリットは「お金がかからないこと」と「自分のペースで片付けを進められること」が大きいでしょう。ただ、その代わりに時間と労力がかかります。
ゴミ屋敷の片付けは、大変な作業となるため途中で挫折してしまう人も多いです。自分で片付けするのは難しそうだなと感じた際は、無理せず早めに業者へ依頼することをおすすめします。
料金のことや作業内容が不安な場合は、メールやお電話で業者へ相談してみましょう。優良な業者であれば、無理な勧誘などありませんし、片付けに関するご不安やお困りごとに親切に対応してくれます。